絵本の中では、オオカミって悪役で嫌われ者のことが多いですよね。
そんなイメージから、オオカミとピアノという組み合わせが意外で逆に惹かれました。
「孤独」、これって実は誰もが抱くテーマなのかも知れません。だから心打たれるのではないでしょうか。
家族がいても友達がいても、孤独ってありませんか?
子供はやがて育ち自立する、家族だってそれぞれの環境があるそれぞれの職場だったり、友達だっていつまでもずっと一緒ってわけにもいかない、結局「人は生まれる時も死ぬ時も一人」って言葉があるように、いくら近しい人でもそれぞれの人生があり、その人生はそれぞれ別々ですからね。
全く孤独を感じない一生なんてないのかも知れません。
それが少なからずわかるから、この絵本を読んだ大人たちは心にくるのかな!と思いました。