インドネシアのチラタ発電所が出来るまでの物語です。
このダムは日本(設計と施工),オーストラリア(発電機),フランス(変電所),西ドイツ(送電設備),そして地元インドネシア(施工)の人たち(お父さん)が造ったダムなのです。
少し専門的ですが、難しいダム工事のことが注釈でわかりやすく解説されていますので、小学校低学年から理解できると思います。
またこの絵本には、各所にインドネシアの動物や植物が描かれている他、簡単な挨拶や表現が、英語や、インドネシア語、ドイツ語、フランス語で書かれています。そこを細かく見ていくのも一興です。
見開きに「〜現代のピラミッド建設ともいえる〜」と書かれていたので少し調べてみました。エジプトのピラミッドの高さは140m前後、チラタダムは126mです。まさにピラミッドに匹敵する高さです。絵本の最後に書かれているように「これから ずっと みなに よろこばれ だいじにされ」ていけば、これから何千年か後も、本当のピラミッドのように屹然としているかもしれませんね。夢が広がります。