原作はトリニダード・トバゴというカリブ海に浮かぶ島国の昔話です。
『子どもに聞かせる世界の民話(矢崎源九郎:編)』に載っているお話で、読み聞かせのボランティア歴が長い方なら一度はどこかで耳にしたことがあるお話だと思います。
あきびんこさんの絵本作品の発想は結構好きですが、今回の作品は、「夕立」を意識し過ぎたせいか、各ページの“絵”全体が雨にじんでいるようなボヤ〜っと感があって、
文章もバックの色合いに消されているページも多く、読み手としては読み辛かったです。
これは、まだ学校の読み聞かせやボランティアの勉強会にはなどには持っていっていませんが、聞き手の子どもたちにも『絵』が見え辛いような気がします。
「ヤギ」のキャラクターがとても面白かったので、
字も絵も全体がよく見えないのは、とっても残念でした。