幼稚園で人魚姫のお話を聞かされた娘が、絵本でも読んでほしいと言うのでいもとようこさんの一冊を読んであげました。
人魚姫は言わずと知れた名作で、私自身もアンデルセンの童話の中でもとても好きなお話です。せつないラストがどのように幼児向けの絵本で表現されているのかな?と興味深く読みましたが、昔ながらの人魚姫のお話に忠実に描かれていました。5歳の娘は時々「どうして?」と質問してきたり理解できない場面もあったようですが、いつかこの物語の奥深さに気づく時が来ることでしょう。
泡となって消えてしまう悲しさで終わることなく、「ひとをあいしたよろこびにみちていました」で締めくくる、最後の一文がとても良かったです。