第1巻で、主人公の夕士は高1の9月に一度は妖怪アパートを出て寮生活をしますが、半年後の春休み、再び妖怪アパートにもどってきます。
第2巻は、この春休み中の物語です。
旅から帰った怪しい古本屋の持ち込んだ魔道書から、フールという小人が出てきて、夕士を「ご主人様」と呼びます。
夕士には潜在的な霊能力があったというわけですが、最初にその力を使って望みを叶える精霊に頼んだものが「お金」。
煙とともに出てきたのが五百円玉1個というのは笑えました。
最近シェアハウスという暮らし方を耳にしますが、妖怪アパートはそんな場所かもしれません。
住人たちには、すごく居心地のよい場所なのだと思います。