8歳の娘のお気に入り『ルルとララ』シリーズや、『なんでも魔女商会』シリーズでおなじみのあんびるやすこさんのお話。
絵本も書かれていたとは初めて知りました。
舞台は宇宙に浮かぶ小さな星。そこには凸凸国と凹凹国というふたつの国がありました。
凸凸人と凹凹人は手の形状が違うために、お互い悪口を言いながら別々に暮らしていました。
でもある日、星の真ん中にある高い塔の上で事件が起こり…?
このお話は、お互いの違いを認め合ってわかりあえれば、もっと楽しい素敵な暮らしができることを教えてくれます。
世界には、言語の違いや肌の色の違い、宗教の違いなどで争っている国がたくさんあります。
この本のように簡単にはいかないけれど、子供達には自分から偏見を持ったり、自分と違うというだけでそれを排除するような人間にはなってほしくないなと思いました。
『違う』ということは素晴らしいこと。
それぞれ違うからこそ、自分一人ではできないことができたり、協力しあえるんだなぁとしみじみ考えさせられました。
子供達に大切なことを教えてくれる絵本です。