荒井良二さんの独特のタッチでとても幻想的に描かれた絵本です。
とても簡単な言葉で、しずかに小さな灯に込められた祈りを読んでいます。
「きょうというひ」は、読む人にとってさまざまに受けとることができます。
それは、だれかにとって大切な日でもあり、なにか平和を祈るような特別な日でもあるのだと思います。
ろうそくに灯りをともすときは、何か特別な思いをそこに込めるときだと思います。
それは、生まれてきたことへの喜びや感謝、平和への祈り、亡くなった方への哀悼、さまざまな「思い」があると思います。
そうした特別な思いを込めた「きょうというひ」を描いているのだと思います。
特別な日を、大切にしていきたいと、改めて感じた一冊です。