『あかにんじゃは まっかなにんじゃ』
そんな書き出しで始まるこのお話。
「忍者なのに、なんでわざわざ真っ赤なの??」
読む前は、頭の中が「?」でいっぱい。
忍者といえば、闇夜にまぎれて誰にも気づかれずに隠密行動を行うのが常のはず。それなのに…?
でも、読んでみて納得。
わざわざ目立つ格好をしているのは、その腕に自信があるからこそなんですね〜。
どんなピンチの時も呪文を唱えて変身するだけで、スルリスルリと見事にかわしてゆく――さすがです。
いつもは私が読み聞かせをしたり、子供達がそれぞれ自分で読んだりしているのですが、今回我が家では娘が私達親に読み聞かせをする形で楽しんでみました。
子供といえど、なかなかあなどれませんよ。
一度お試しを。
変身して追っ手から逃れ続けたあかにんじゃ。
最後のページの変身も、思わずうなってしまう見事さでした。