落語絵本シリーズ。
マイナーな演目のようですが、川端さん自身が中学生の時に聞いて印象に残ったという噺。
ところどころ、脚色はされていますが、笑いのエッセンスは伝わってきます。
宿屋の夫婦の悪だくみの顛末噺。
「みょうがを食べ過ぎると物忘れする」といういわれを基に、
客にみょうがを食べさせて、忘れ物をさせる、という計画。
さあ、みょうがのフルコースが登場します。
料理はもちろんのこと、茶菓子、湯、布団に枕まで。
ここまで来るとあっぱれです。
オチもなかなかだと思うのですが・・・。
子どもたちにはみょうがという食材は馴染みが薄いでしょうから、
これをきっかけに関心を持ってくれるといいですね。