絵本は主人公の動きとともに場面というか場所が変わっていきますよね。でもこの絵本はずーと同じツリーハウスが見開きの右半分に描かれています。しかも、ツリーハウスを見ている視点もずーと同じです。見ているのは神様なんでしょうか?
この様な絵本は今までもあったのですが、このツリーハウスは読む人が自分だけのお話を頭の中で展開できるようにするための仕掛けがたくさん盛り込まれてます。
ただ、それらに気づくためには、よ〜く見る必要があります。私は、絵本のは絵をよく見ないと、良い絵本ほど本当には楽しめないという考えを持っておりまして、それを皆さんにお伝えするためにYoutubeで、絵本の絵のフカヨミきかせ というチャンネルを作っているほどです。
そんな私でも、木にぶつかったサイが次のページで木の上に登ってくつろいでいるということに気づいたのは、この本を何回も読み見返した後でした。これはたぶん、わたしの頭がサイが木に登れるはずがないという先入観によって、気づくことが拒否されていたため、気づけなくなっていたものと思われます。
ですので、
1まず、先入観を捨てて、頭を自由にしましょう。
2そのうえで、絵本の隅から隅まで絵をよ〜く見ましょう。
3しかも全ページを何度も行ったり来たりしましょう。
4登場人物が頭に入ったらお話を考えてみましょう。
するときっとあなただけの素敵な絵本が生まれます。私も素敵な話が思いついたら、youtubeなどでご紹介したいなと思います。
一緒に思いついたお話の交換会なんか出来たらきっと楽しいですよね。でも、忘れないでください。真剣に端から端まで絵本の絵をよ〜く見て頭にいれることが大切だということを。