息子にお友達がプレゼントしてくれた本です。
息子はパンの絵本は大体好きです。
この絵本も喜んで繰り返し読みました。
しかし。
どうしても気になることがあります。
夜の間に、酵母が膨らんで生地が大きくなるという記述です。
酵母は膨らむものではありません。
酵母は生き物です。
酵母は増えるのものです。
糖を栄養として、数が増えます。
糖を栄養として、ガスを出します。
そのガスが、
小麦タンパクからできるグルテンという薄い膜の中にたまっていき、
生地が膨らんでいくのです。
この行程を、
「酵母が膨らんでパンが大きくなる」としてしまうのは、
あまりに乱暴で、ちょっと許しがたいものがあります。
実はほかにも気になることがたくさんあります。
でも。ぐだぐだ言うのはやめます。
食育には不向きであるということをだけをお伝えします。
息子に読んであげるときは、
酵母の行程をいつも、「ほんとはこうだよ」と訂正を入れながら読まなければなりません。