子どものお休み前の読み聞かせに必要なのはハッピーエンド。
シンデレラ、白雪姫、赤ずきん、…。
考えるとちょっと怖いお話ですが、ハッピーエンドが約束されているから、子どもたちは安心できるのですね。
お話のハッピーエンドを夜に振りまくのがジュジュの仕事。
ところがハッピーエンドの入った袋を魔女にとられてしまいました。
魔女には何の役にも立たないハッピーエンドですが、それを燃やそうとしたら自分自身に火がついて、自分も燃えてしまいました。
お話としてはあっけなくて、面白みに少し欠けるようにも思いますが、とてもおしゃれな絵本です。
ハッピーエンドの文字が日本語で散りばめられていくところなどは心憎い演出ですが、原書ではどうだったのでしょうか。