原爆の絵本です。
じわれいもを「もっと大きくなってから食べよう」と話した8月2日。
このいもを食べられなくなるなんて、想像もしていなかったと思います。
おばあちゃんの「おなじことなら、もう十日はよう負ければ」という言葉に、おばあちゃんの悲痛な心の叫びが詰まっていると思いました。
しげるさんを探している間、助けを求める女学生を見捨てたおばあちゃんの心の傷は、どれだけ深いことでしょうか。
しげるさんの、食べられなかったお弁当箱を見たときのつらさは、どれほどだったでしょうか。
私には想像も出来ないほどの傷を負いながら、戦争について語ってくれたおばあちゃんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
私たち戦争を知らない世代が、次の世代へと、戦争の悲惨さを伝えていかなければならないと感じました。