絵本の定番、たぬきの変身を扱った絵本です。定番なだけに、作者の手並みが現れますよね。
たぬきのぽんこちゃんは、友だちとピクニックにでかけます。その途中でいろいろなものに化けて友だちをおどかそうとするのですが。
くるみに化けたら巨大だし、ぼうしに化けても巨大だし、失敗ばかりのぽんこちゃん。娘はこの辺り大爆笑です。
化けるのが失敗しているさまが、「巨大になっちゃう」ということでとてもわかりやすく伝わっているようです。失敗して「しっぽがついてる」とかだと、「たぬきには当然尻尾がついてる」から「別に失敗ではない」と考えるみたいです、3歳児は(笑)。
ラストも良く出来ていて、大人だったら大体オチはわかるのですが、子どもには新鮮だったみたい。ミステリー小説を読んだような感じなんだろうなぁ。「え〜!こっちがぽんこちゃんだったんだ!」と驚いて(あげて)下さい。