ナガナガ君は、名前の通り、なが〜い犬。
長い犬といえば、胴長短足のダックスフントです。
でもね、ナガナガ君は、同じ仲間のダックスフントにさえ「一緒にするなよ。」と言われるくらい、半端じゃなく胴が長いのです。
その長いことと言ったら、自分のしっぽも見えないくらい、角を曲がる時は、おしりがついてきているかどうかわからないくらい。
ナガナガ君を説明する1ページ、1ページが、なんとも言えず、ユーモラスで、どのページも、つい、笑ってしまうようなほほえましい絵本です。
そんな、悪く言えば、妙な犬を、おばさんは、貧しいながらも大切に飼っている。それも、とっても自然にね。その様子がまたとてもいい。
そして、ソーセージみたいと悪口言われても、他のダックスフントに相手にされなくても、ナガナガ君は、ナガナガ君らしく、長いのもけっこういいことあるもんさ、って態度がまたとてもいい。