息子が3歳くらいのころに、もともとは自分が子供のころに家にあった
この絵本を読み聞かせたところ、けっこうな長さにもかかわらず
いつになく真剣に聞いて、のめりこんでいたこの一冊。
「かこさとし こころのほん」シリーズです。
まず息子は幼稚園で、この絵本は保育園ですが
同じ「こぐまぐみ」があることもあり、園での集団生活や先生の出てくる展開に身近さを覚えた様子。
いろんなお子さんがいて、いろんな先生もいる。
そこへセイちゃんというぶっきらぼうなケンカっぱやい男の子や
ダウン症のショウタちゃんが仲間入り・・・
・・さぁさぁ、セイちゃんやショウタちゃんをめぐっていろんな出来事が起こります。
セイちゃんの初めてのケンカのシーン。
ショウタちゃんを通してセイちゃんのお兄さんへの秘めた思いが爆発するところ。
その後のセイちゃんがボロボロとなくところ。
こちらまで感情がゆさぶられます。
そして見守るイトちゃんの優しさ。
子供たちがちょっとしたことでぶつかったりするところも
とてもリアルで、だからこそ息子も物語にググーっと入り込むのでしょう。私も横でじわっときます。
我が子は何度も「読んで!」とせがんできます。
どんなことを感じているのでしょうか。
まだよく分りませんが、お話を聞く顔はいつもとても真剣です。