すみかをなくした幽霊一家と、その手助けをする勇敢な少年リックのお話です。
表紙を見て、幽霊たちがかわいらしいなぁと思ったのですが、
読んでみると全然違います。
その風貌はかなりグロテスクで、映画でリアルに実写化されたら子どもには見せられないと感じたほどでした。
それでもお話は面白かったです。
一家のほかに次々登場する幽霊たちは個性的。
少年リックの行動力も、読んでいて気持ちがいいです。
人間の都合ですみかを奪われた幽霊たちのお話は、この物語の中だけのお話です。
でも幽霊を別のものに置き換えると…
現実世界で起きている様々なことを考えるきっかけになると思います。