『あらしのよるに』の絵を担当されたあべ弘士さんの北極探検記。
旭山動物園の飼育係をしてたので、動物たちの知識は豊富なだけに、
リアルなスケッチによるレポートは臨場感たっぷりです。
ホッキョクグマ、セイウチ、アザラシ、ウミガラス・・・。
ここにも収められている動物たちのエピソードは、
そのまま数々の絵本作品としても発表されています。
あべさんの感動がそのままスケッチから感じられ、北極の生き物の世界を体感できそうです。
そう、命の様子そのものです。
ウミガラスの大群、アザラシたちの様子、ホッキョクグマの食事風景・・・。
氷山の風景も的確に活写されています。
同行したスタッフの様子も興味深いですね。
ヨットや船内の様子もよくわかります。
あべさんならではの視点が軽妙で面白かったです。