私は猫が大好きです。私が5歳から21歳になるまで一緒に暮らした雌猫がいました。猫って良く犬と比較されて「気まぐれ」だとか「冷たい」なんてあまり良くない評価をされてしまいます。実際飼ってみると、確かにそれは間違った評価でないことがわかります。
しかし、『猫=良くない動物』には、ならないと思います。
おじいさんと二人暮しの、この本の猫は飼い主に媚びることなく、一本筋の通った私の理想とする女性です。
いつも一緒にポテト・スープを食べたり、釣りに行っている猫がいなくなっておじいさんは寂しいのに、猫は…?ある日ひょっこり魚を持って帰って来ます。その猫の表情から「ねえ、おじいさん、私だって魚を取れるんだよ。おじいさんのために取ってきたんだよ。誉めてよ」と言っていると、私は思いました。(二人の会話が聞こえてきそうな絵です)でも…違っていました。猫は「誉めて欲しい」なんてちっとも思っていないんですよね。これが猫なんだな〜、だから猫って好きなんですよね。
おじいさんと猫の心温まるだけの生活ではなく、お互いの「個性」を認め合った生活。理想ですね。
猫好きの方、おすすめです!(もちろん、そうでない方も!)