中学生の娘が
「読んでみて」と教科書を見せてきたので
何かと思うと、
このお話が載っていました。
娘は先生に「この老人と猫の関係性を一言で表して」と言われ
「長年連れ添った老夫婦」と答えたそうです。
読んでみると
本当に、緩やかな日常、あたたかい時間が流れているような文でした。
調べてみると絵本があるようだったので
早速図書館で借りてきて読んでみると
教科書の文は、若干抜粋されていたのと
やっぱり絵がついていると感じ方が少し変わり
よりふわりとした雰囲気と、登場するおじいさんと猫の描写が際立ちました。
文庫本も出ているようなのですが
絵と文が一体となったこちらの本を強く勧めます!!
村上春樹さんがアメリカの街を散歩中に、ある書店で見つけ
表紙絵が気に入って購入し、持ち帰って、そのままの勢いで訳文を書いた・・という絵本なんだそうです。
そういったいきさつが楽しめるあとがきもあわせて
温かさを感じる一冊です。