自分は、いつ、何の機会でこのお話を知ったのだろう?
小学校の教科書だったんだろうか? はたまた、その前から知っていたのかなあ・・・と、あやふやな記憶をたどりながら、この絵本をみた。
え、小僧さんは彼岸花を摘みに行ったんだっけ? とか、頭の中にある山姥はもっと恐ろしい顔だったような・・・とか、自分の記憶をなぞりながらとなってしまった。
昔話は、お年寄りから小さな子どもまで、それぞれのイメージがあるように思う。中学生の子どもたちのイメージも、私とのは、また少し違っていた。
今の小さな子どもたちに、楽しく読んでもらうには、ちょっとソフトな山姥のほうがいいのかな? 私としては、小さな子どもにも、山姥は絶対的に人智を超えて怖いものとして、立ちはだかってもらいたい気がするのだが・・・。
でも、妙に人間ぽい山姥のほうが、リアルで怖かったりして・・・ね。