料理をリアルに再現した絵本・・・では決してありません。
一日の中で、家族みんなで食べる食事、それは、あさごはん、ひるごはん、ゆうごはんとなって、それぞれ家族の団らんの時間になります。
そんな団らんの中での、「きょうのごはん」は、家族の声や、料理を作ったり食器を運んだりする音、食欲をそそる匂いとなって、読者の心に届きます。
どのごはんも、決して豪華ではないけれど、あー食べたい!と思えるのは、そうした周りの音や匂いも感じさせるからではないでしょうか。
表紙のさんまが、一ページに収まらず、裏表紙までひろがっているのも、食卓の雰囲気が伝わってきて、いいですね!