「詩集」らしいのですが、印象としては絵童話に近いです。
工藤直子さんの心の中にあった詩の原型のようなものを形にしたらこうなった(この作品になった)そうです。
挿絵は石井聖岳さん。
どの絵が一尾しか描こうと思って、もう一読み直しましたが、どれもこれも素敵で1つに絞れませんでした。
モンシロチョウたちが集う菜の花畑も、
カタツムリが散歩しているアジサイ畑も、
アリたちの様子を覗いているような姿のクローバー畑も……。
いいです。いいですよ〜。
内容は四季のそれぞれの季節を自然界のものたちが歌っていますが、それぞれの季節の1コマを「一話完結」みたいな感じで、1つの詩として描かれていました。
「のはらうた」にも似ていますが、やはりちょっと違う世界のようです。