いつものんびりさんぽをしている「のんびりいぬくん」のむさし。
さんぽの途中、「とてもいそいでいるいぬさん」に警察犬の学校に誘われたり、「きちんとまえをむいてあるくいぬさん」に盲導犬の学校に誘われたりしました。
でも歯無しの犬になったら困るし、いぬなのによくころんだりするから断ってしまいます。
「ぼくもなにかやくにたちたい」そう思いましたが、飼い主のりょうへいくんは「むさしはそのままでいいんだよ」といってくれるのでした。
この世に生を受けるわけ、それはこの世で果たす「役割」があるから。それがたくさんの人のためであれ、たった一人のためであれ、その人(その犬?)に与えられた役割があるのです。そばにいれくれる、それだけで心がなごむなんて素敵な役割ですよね。
おいおいそんな所でころぶなよぉ。
やんちゃぶりや頼りなさがとてもかわいい、むさし。
やはり出来の悪い子ほどかわいいかも…