宮西さんの本はいつも、結構泣けるものが多いですが、やはりこれもラストが泣けます。
マイアサウラのお母さんがひろってきたたまごは、ティラノサウルスの赤ちゃんのたまご!知らずに拾ったけど、一度は捨てようともしますがハートという名前で自分の子供と一緒に兄弟として育てます。
しかし、あるときハートはティラノサウルスのパパに出会い、自分はティラノサウルスだと言われます。ハートの悲しい心がまた泣けるのですが、ママも「あなたは私の可愛い子よ!」という声で、パパと知らずにかみつきます。ここもまた泣けるんです。でも、パパじゃないのか、、、と気づいたハートは悲しい思いで消えます。ここもまた泣けちゃうんです!そして最後のハートからママたちへのプレゼント、、、。そしてママの独り言。泣かずにはいられません。
血がつながらなくてもいいじゃない!と思うけど、一緒にすごしてそのうち食べたくなっちゃったら困るし、実は仕方のない選択だったのかなと思います。
泣けて仕方ないです。娘にはまだ早かったけど、悲しい様子なのは伝わったようです。ニセだろうと何だろうと、親の愛情って大きいものです。おすすめ本です。