優しいマイアサウラのお母さんが拾ったたまご。生まれてきたのは、らんぼうののティラノサウルスの赤ちゃんでした。
夜に、たまごを拾った森へ、赤ちゃんを置いて帰ろうとするものの、赤ちゃんの声をきいて連れ帰るおかあさん。
その子はハートと名付けられ、マイアサウラのライトと本当の兄弟のように、愛情いっぱいに育ちます。
大きくなり、周りの声に自分がなにものかに気づきはじめ、苦しむハートと、お母さん、そして本当のお父さんのティラノサウルスのおじさん。
最後はとても切なく、読み聞かせる大人のほうが涙で読めなくなってしまいます。
とても良いお話で、子どもたちもじっと聞いていました。3歳と6歳、お話の内容も、この切なさも年齢なりに理解できたようです。
ときどき涙を浮かべて聞いていました。
が、6歳の娘のほうは「悲しいから、この絵本いや」と聞きたがりません。
寝る前に読むと、夢に出てきたりするようです。
感受性の強い子には、直接的すぎてちょっと辛いかもしれません。