ほとんどのお母さん達が書いているように、涙なしでは読めません。ストーリーはわかりきっているのに読むたびに泣けてきます。ティラノザウルスは新しい環境でうまく生活できているのだろうか、おかあさんとはその後再会できたのだろうか、などなど
せつない気持ちになります。私が一番好きな場面は、2匹の子供達の寝顔を幸せそうに見つめている、おかあさんの表情です。題名の、「ずっと」をくりかえし、「ずっとずっと」にしているところに、おかあさんの気持ちがすべて表れているように思います。
一方、子供は違う反応です。恐竜が大好きなので「ティラノザウルスは肉食で、尻尾が10メートルあるんだよー」などと言って、話の内容より単純に恐竜を楽しんでいます。この本のキャラクターのパペットをとても気にいってて、あちこちにかみついて遊んでいます。パパがこのパペットをはめて子供の手や足をかむと、はしゃいで喜びます。