モノトーンの中に、赤いリボンのかかった箱の絵が、なんともオシャレ!そのうえ、タイトルがシンプルに「プレゼント」とまさにアートの世界!!そして、読んでみたら、これまた、奥の深い、見た目も中身も「オシャレな」絵本でした。
主人公の男の子がお父さんのクローゼットで見つけたプレゼントらしき箱。きっと自分の誕生日用に、両親が用意してくれたプレゼントだと、中身をいろいろと想像していきます。欲しいもの、興味のあるものを、これだけズラリと出てくる想像力が素晴らしいです。
途中で一つだけ、え?!と思うものが出てきて(私だけ?)、本人も、「もらってもなぁ」ってつぶやいているところが、クスッと笑えます。
ここまでズラリと出てきて、最後のオチが、うーん、日本人には中々ない発想だなと思いました。子どもでも、こういう行動が自然とできるというのは、寄付やボランティアの文化が根付いている国ならではなのかなぁと、考えさせられました。