ぎょうれつぎょうれつ」 Sayaka♪さんの声

ぎょうれつぎょうれつ 作・絵:マリサビーナ・ルッソ
訳:青木 久子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1994年
ISBN:9784198602086
評価スコア 4.44
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みんなの声 総数 85
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  • 心のゆとりって大事だなを感じる絵本

    「おひるごはんよ。いらっしゃい」とキッチンから呼ぶおかあさんに、サムは「ちょっとまって」といって積み木を並べ始める。
    積み木のぎょうれつは、部屋から廊下へ。
    積み木のぎょうれつが、本のぎょうれつにかわり、靴のぎょうれつにかわり・・・
    「はやく いらっしゃい」
    ぎょうれつがどんどん長くなるぶんだけおかあさんの声もどんどん大きくなっていく。
    なのに「おねがい、もうちょっと まって」とサム。
    お母さんの秒読みもスタート。
    さてさてどうなるのかなあ?

    このサムの行動。どっかでみたことある。
    そうそう、うちの子もね・・・、なんて共感しちゃう方は多いのではないでしょうか。
    我が家もそう。
    まさに息子の行動そのもの。
    年中さんになったいまでも、「ご飯ですよ〜」、「は〜い」とすぐに来たことがない。
    もうそのたびにイライラしちゃう私。

    でもこのお母さんすごい♪
    サムを呼ぶ声はだんだん大きくなるんだけど、このおかあさん、サムが何をしているのか分かっているから待っているんですよね。
    私だったら、途中で、「ご飯だっていっているでしょう!」とめちゃ怒鳴ってしまいそう
    もっと早くにい〜ち、にぃ〜って数えているわ。

    なのにこのおかあさんは、子ども部屋からキッチンまで届いた「ぎょうれつ」を見て、「ほんと、すごいわね。」とサムを抱き上げて、「でも こんどおかあさんがよんだら すぐくるのよ」と一言。

    子育てにゆとりがあるってこういうことって思ってしまいました
    だって、主人公のサムもすごく誇らしげ。
    安心して遊べているというのを感じちゃいます。

    だからなのか、息子もすごく楽しんでいました。
    年中の息子にはもう幼いお話かなあと思ったのですが、共感できる部分が多いせいか、何度も読みたくなるようです。

    自分は最後までやらせてもらえないことが多いから、サムが最後までやり遂げられたのが、嬉しかったのかなあ。
    いえいえ、お母さんだってね・・・
    ってついつい言い訳がしたくなっちゃいました。

    投稿日:2006/11/17

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