私にも、ちょうどこの姉妹くらいに年が離れた妹がいるので、
小さな時のことを思い出しながら読みました。
その頃の写真やビデオを見ると、確かに妹は、私のすることや言うことを真似しています。
それが、とっても可愛い!
でもビデオの中の小さな私は、自分の世界に没頭して、しばしば妹の事を忘れている様子。
ああ、そうだったな・・・夢中でなにかしている時に来られると、ちょっと煩わしいとも思っていたのかもしれないなあ・・・
なんて、考えました。
ねえたんを追いかけて走ったのに、「つれていかない」と突き放された時のゆうゆちゃんが、なんとも切ないです。
でも、お姉ちゃんはやっぱりお姉ちゃん。
ちゃんと戻って来てくれて良かった・・・!
お姉ちゃんの私としては、“あるひ、わたしに ともだちが できた”の後が何だかちょっと寂しかったり・・・。
でも、最後のページではホッとして、胸が温かくなりました。
幼い頃は兄弟・姉妹の大切さって感じにくいとおもいますが、
大人になると 本当に誰も代わりにはならない大切な存在なんだなって事あるごとに感じます。
兄弟・姉妹のいるお子さん、これから弟・妹が出来る お兄ちゃん・お姉ちゃんには、すごくぴったりの絵本だと思います。