緑の小人レプラコーンのフランを助けた少年クウェンティンが、お礼に3つの願いをかなえてもらえることになる。2つはくだらない願うつもりもないことを願ってしまう。3つめはよく考えて、世界中のお金を自分のものにしてもらった。でも、お金が他に全くないことで、誘拐されたり、モノを買うにもお金が勝手に家に戻ってくるから渡せない。他の人も、買い物ができないからみんなが家にこもってすごす。友達をなくす。銀行にもお金がなく、他国がアメリカの陰謀だと戦争を起こそうとする。、、、、、最後、もとに戻してもらう。
冒頭から、人種差別のからんだ経済本かと思ったらファンタジーでした。願うときはよく考えたほうがいいですね。世界中じゃなくても、願い事でお金を貰ったらお札の番号から泥棒扱いされるかもしれないですし。
なかなか考えさせる作品でした。小学校高学年から。