雨の季節に読みました。やさしさの連鎖が続くほのぼのとしたお話で、シンプルなかわいい挿絵にも癒されました。
傘を忘れてしまったバクくんは、持ち主の分からない「かさみたいなはっぱ」のおかげで濡れずに家まで帰ることができました。そのあと持ち主を何日も何日も探すバクくん。その健気さになんだか少しせつなくなりました。
でも、誰かにしてもらった「しんせつ」のお礼は、ちがう誰かにしてあげればいいんだということに気づき、傘がなくて雨宿りしている誰かに自分の傘を貸してあげます。
人の為に何かをできた日、嬉しくてわくわくしてしまう気持ち分かります。見返りを求めるのではなくて、素直に人の喜ぶことをしたいと思えることはとても大切なことですね。