作者のあべ弘士さんが、実際に北極で目撃したカオジロガンの旅の様子を活写した作品。
旭山動物園のガンなどの飼育歴が豊富なあべさんならではの描写が見事だと思います。
「ぼくたち」というのは、ヒナから育ったばかりの若鳥たち。
父母たちと一緒の、1ヶ月以上、3000キロ以上遠くの地への旅。
通りかかる土地土地の光景も興味深いですね。
夜の星空の光景も素敵です。
鳥(ウミガラス)の大群の様子も圧巻です。
本人のトークショーでも語っておられましたが、まさしくこの絵と同じの迫力だそうです。
新世界という表現の重みを感じました。