表紙をめくると、色鮮やかな新緑が描かれています。
おだやかな内容かなと思ったら、いきなり野ウサギが死んでいる所から始まります。
どきっとしました。
これは、家族のように暮らしている動物の死を描いたものだと思います。
悲しみをやわらげてくれます。
記憶に刻み込むように、絵を何枚も描くシーンが胸に迫ります。
そして、野うさぎを埋めた土で育った野菜を食べようと、想像するシーン。
そうやって、自分の体の中に、野うさぎの思い出を取り込んでいるようです。
ペットを亡くした子どもに読んであげたいです。
大人も癒される絵本です。