新しい靴を買ってもらった。お花模様の靴。
表紙で靴を抱きしめている、かおるちゃんの表情にキュンとしてしまいます。
かおるは新しい靴が嬉しくて、大事すぎて、幼稚園でもお外で遊べません。
何度も外へ行こうと思うけど、やっぱり汚れるのが嫌で行けません。
遊びたい、でも汚れるのは嫌。その葛藤は“身につけるもの”に愛着を持ちやすい女の子ならではかもしれませんね。
でも「大事にする」って、汚さないように履くことじゃないんですよね。「大切」の本当の意味を教えてくれる絵本だと思います。
大切な靴といっしょに、たくさん思い出を作ってね、と思いながら最後のページを閉じました。