5歳の仮面ライダーウィザードが大好きな息子に読んでやりました。ヒーローに憧れる男の子なら、ピンチには駆けつけて助けてあげたい!というのがテレビ番組をみて口癖をいうとおもいますが、実際にそういう局面にあったとしてもなかなかそれは実行が難しいところ。それを(架空の世界ではありますが・・・)実際に幼稚園のみんなを助けた!という心強いお話。まあ、親としてみればそんなことありえないじゃん、とおもっちゃうんですが、きっと息子はオレも助けてやるぜ!ぐらいのことは思ったのでは。ただ、怖いという気持ちに打ち勝つためのおまじないを教えてくれるのがこの絵本のミソ。そういう弱さにいつかは自分で立ち向かってほしい、そのときにこの絵本のことを思い出してほしい、と思いましたね。そんなことを願う親が伝えてあげられる絵本だと思います。