「おっ おー!」
と、寝ぼけて巣から落っこちて迷子になったちびふくろうと、
ちびふくろうのママを探すお手伝いをしてあげるリスのお話。
「だいじょうぶ。 おいらが かあちゃんを みつけてやるから」
と大見得をきるリス。
しかし、ちびふくろうがママの特徴を一所懸命伝えるものの
ちがう動物のところに連れて行かれてしまいます。
かえるの助言で何とかママと再会。
最後はみんなでふくろうさん宅へ。
やあよかったよかった・・・
と思っていたら
「おっ おー!」
このオチのおかげで何度もはじめからもう一回読んで!
と娘にねだられました。
この本の魅力は、余分なところをそぎ落とした
シンプルなお話、シンプルな絵、
翻訳者もそこを踏まえて、シンプルで語感のよい言葉を
上手に選んでいる点だと思います。
国を超えて読まれるのもこのシンプルさ故かもしれません。
小さい子供にも分かりやすく覚えやすいらしく、
娘は2歳半の頃には丸暗記して自分で読んでいました。
3歳になってからは木の上のシルエットに気付いて
「ちょっとだけ」まいごの理由が分かったようです。
シンプルながら成長と共に違った気付きのある絵本です。