子どものために描かれた、基本の料理の入門書です。
レシピのみでなく、料理をするときの心構え、身支度から後片付けまで、小さい人達に伝えたい事が、しっかりと書かれています。
この大切な事を、ないがしろにしていたなぁ・・・と、ハッとしました。
紹介されているレシピは、まさに、昭和のレシピ。
コンビーフキャベツとか、フルーツ白玉とか、モカッフラッフとか、小学生の頃に憧れた、料理の本に載っていたなぁ・・・と懐かしくなりました。初版は1977年なんですね。
レシピも、食材の切り方、火加減、味噌の溶かし方、鍋でのご飯の炊き方・・・どれも、小さなステップで丁寧に説明されています。
子ども達の、料理意欲がかきたてられそうだな、と思いました。
文章も、イラストも、とても品が良く、可愛らしく、手元に置きたい一冊に出会えました。
他のシリーズも、読んでみようと思います。