タイトルの「みて、ほんだよ!」と暖かみのある優しい絵の雰囲気に心惹かれて手にとってみた本です。
おばあさんの買い物袋の中からこぼれ落ちた本の行方は?
子育ての中での本の役割を育児ツールなんていう言い方をする向きもありますが、私にとっては子どもの頃から大切な友だちです。
自分の経験していないこと、知らない世界、現実やファンタジーの世界など、本を開いて行ける世界には限りがありません。
現実と空想の世界をつなぐような絵が印象に残りました。
表紙のきれいな金文字とそれとは対照的に水に濡れて少し色むらができた赤い表紙の色からは、そこからすでに本の世界が広がっているような気がしました。
フレア・ブラックウッド、他の作品も見てみたいと思います。