新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

妖怪泥棒」 えみりん12さんの声

妖怪泥棒 作:高橋 由太
出版社:幻冬舎
税込価格:\545
発行日:2012年06月
ISBN:9784344418769
評価スコア 3.5
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  • やや残酷な風習まで学べます

    寺子屋の師匠、伸吉は気弱でこんにゃくのよう。でも、豪快なおばあさんが亡くなって、妖怪と幽霊がたくさん出てくる。美少女幽霊の小風、やた丸、猫骸骨、守銭奴のがめつい少女幽霊、信長、閻魔。

    少女幽霊の守銭奴ぶりがたくましくて私好みです。いつも相談に乗ると称してお金を取り上げて、猫骸骨や伸吉に仕事を押し付けお金を渡さない、9歳。実際にいたら頼りになりそう、、、(味方だったら)。幽霊たちに頼りながらも伸吉が成長していく姿がなかなか良いのですが、今回は放火犯を見つけて止めるのが使命。なんとか今回は犯人がわかりますが、結構意外な犯人です。行方不明の千代の正体も意外!そして、放火のために猫を使う赤猫という風習は初めて知ったのですごく残酷なやり方があったんだなあと思いました。八百屋お七の話とかも創作が入っていますが興味深く読めます。小学校中学年くらいから。

    投稿日:2012/10/19

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