おじいさんとおばあさんの優しい人柄が心にしみます。
傘をかけてあげるのに、売れ残りで申し訳ないと思ったり、手ぬぐいの使い古しで申し訳ないと思う謙虚で優しいおじいさん。
売れなかったことを悲観せず、おじぞうさんに傘をかけたことを良いことをしたと言ってくれる心優しいおばあさん。
見返りを期待せずに何かすること。そんな大切なことを思いださせてくれる素敵な絵本です。
恐いことがない話なので、小さな子供でも楽しめます。
これから子供も成長とともに、何か感じとってくれたらいいと思います。
私の記憶にある子供の頃に読んだ内容とも同じで、定番という感じがしました。
寒い冬にほっこりと優しい気持ちになることが出来そうです。
絵は昔話の雰囲気がよく出ていているけれど、ちょっとした色使いが素敵で子供にも親しみやすく、雪が降って寒い冬の感じや、二人のかわいらしい表情や優しさがとても伝わってきました。
毎年、年末年始に子供と一緒に読みたい一冊です。
おまけの十二支のお話も分かりやすく、まだ小さい2歳の子供も楽しめて干支を教えるのに役立ちました。