かえでの葉っぱ1枚の物語なのですが、本を読み進めていくとそれ以上に素敵な内容の絵本だということが分かりました。かえでの葉っぱの一生を追う感じでとても興味深かったのですが、1枚の葉っぱからこんな風に話が膨らむなんて凄いなと思いました。
この絵本を読んでかえでの葉っぱが人の一生と同じかも、と思いました。若い時は美しく、年を取るとそれなりに衰えてきて、けれどもその現実を受け止めて。それでも前向きに旅を続けているかえでの葉っぱはとても素敵に見えました。
最後は燃え尽きてしまったけれどとても素敵な一生を送ったかえでの葉っぱに、なんだか凄く胸が熱くなりました。
子供に読んであげましたがじーっとお話に聞き入っていました。どのように感じてくれたのかは分からないのですが、きっと子どもの心にもジーンとくるものを感じてもらえたのではないかなと思っています。
1枚の葉っぱにしてもほかの物にしてももっと良く見ながら毎日を送ってみようかな、そう思いました。これから秋が来て子供と一緒に落ち葉とかを拾ったりする時にはこの絵本を思い出して葉っぱの気持ちを考えてみようかなと思いました。
とても素敵な絵とお話で凄くオススメだと思います。なので、大切な人や特別な日にプレゼントにしてもきっと喜んでもらえると思いました。