「あなたのくろいもようをくださいな」といわれた店主チーター。びっくりしたけれど、「せっかくだからうることにした」。もうこの一言で、ファンになってしまいました。その後も「ひまだったしね」や、「これってちょっといいかもね」など、力の抜けたひとことが素敵です。
また、日本ぽくないお店や街の様子にも惹かれます。隅々まで見ると、いろいろと楽しい発見があって、それもまた楽しい。子どもに読みながらも、大人が楽しんでしまう、そんな絵本です。
街角のショーウィンドウにかざってあるチーター柄のコートが気になっていたのですが、裏表紙の背を見て「そうきたか!」とまた笑えました。