子供向けの絵本なのに、まさに人生を教えてくれる、そんな絵本だと思いました。
自分は●が好きでも、●は■が好きだったり。。。自分が幾ら思っていても、相手はそうは思っていなかったりする事、多いですよね。
この絵本は、そんな様子を分かりやすく、可愛らしく教えてくれていると思います。
登場して来る物たちの発想が面白いですね。スリッパやエプロンのひも、ゴキブリまで登場してきました。
私はちょっとゴキブリのところは虫が嫌いなのでどうしても苦手でしたが。
最後に冷蔵庫が初めて「嫌い」という言葉をこの絵本の中で使いました。でも、最後のページでは家族が仲良く食事をしている場面が載っていて、家族の暖かさ、安心感が伝わりました。
人生を生きる上でも、好きも嫌いもあるかもしれないけれど、それでもみんなで仲良く生きていく。そんな、当たり前な事だけれど、その大切
な事をこの絵本は子供たちに優しく、わかりやすく教えてくれている素敵な絵本だと思いました。