小6の息子に借りてきて、私も一緒に読みました。
普通の狐が仙人狐に出会い、人間に化ける修行をして
人間の言葉や文字を読める狐となり、白狐魔丸という名前をもらいます。
時は鎌倉時代、源平の争いの最中の義経と出会います。
義経の部下忠信と白狐魔丸とのやり取りは、
まるで武士同士の上が通っているようで、ジーンときました。
忠信の死に方についての白狐魔丸のつぶやきは、武家社会への鋭い観察眼を持ち合わせています。
小学校高学年でちょうど歴史をやり始めるときに
歴史への導入としてのファンタジーとしても読めますし、
うちの子のようにあまり歴史好きじゃなくても楽しめます。
続編があるようなので読んでみたいと思います。