竹田津実さんの写真絵本です。
絵本ですが、簡単な「エゾシカ」オンリーの図鑑と呼んでもいいんじゃないかなと、思いました。
時々、カメラに向かって真っすぐな視線を送るカメラ目線の鹿がいます。
好奇心でしょうか?それとも、カメラを向けている竹田津さんに何か感じているのでしょうか?
とにかくその無垢な表情がかわいいです。
繁殖期のメスを争うオスのケンカ、生まれたての小鹿、
季節とともに成長していくオスの鹿たちの猛々しい大きな角!
どのページもすごく魅せてくれます!
この本は字がやや多めなので、読み聞かせよりブックトークでかいつまんで見せる方がお勧めです。
そしてブックトークでまとめるのなら、ぜひ、上橋菜穂子さんの「鹿の王」(上下巻)をご一緒にどうぞ!
鹿たちの動きや住処などのイメージがよくわかって、ますます物語の世界が広がります。