子育て中にこの詩に出会っていたら、どれだけ救われていただろう・・・最初にこの本を紹介してもらった時にそう思いました。
特に初めての子育ての時は、転勤族で近くに頼りにできる親も友人もいなくて、乳飲み子を抱えて途方にくれていました。
朝、夫を送り出してからも、泣く子をあやし、家事がどれも中途半端で片付かず・・・夫が帰宅しても夕飯の準備も出来ていないような状況に、夫に呆れられ、傷つき、自分は何も出来ないと思ってしまっていた、あの28年前にこの詩に出会っていたらと、胸が熱くなりました。
4人の子育てもほぼ終わりに差し掛かり、そんな日々があったことも嘘のようです。
小さなお子さん連れの親子向けのわらべうた講座や絵本講座でこの詩を紹介すると、みなさんがじわっと目尻に涙を浮かべて聞き入っていらっしゃる。そうそう、大丈夫、赤ちゃんのために一生懸命やってるって、そう思えたら、笑顔になれるのです。ママが笑顔なら、赤ちゃんも幸せな気持ちになれる・・・
パパにもぜひ知ってほしいなって思います。留守中の母子がどんな気持ちで過ごしているかを・・・そうすれば夫婦の間にもきっと共感が広がるはずです。
すべての子育て中のカップルに贈りたい詩です。