何もかも満たされた人に、何を贈ったら喜んでもらえるのだろう。好きな人が喜ぶもの…。ムーチは一生懸命考えます。いろんなところに探しに行きます。でも、結局‘物’ではない何かを見つけます。それが、‘ナンニモナイ’なのです。
絵もシンプルだし文章も淡々としているようですが、その中でなんだ!大切なものは‘ナンニモナイ’んだと思わせてくれます。最後、二人が寄り添っているところは、心が温まります。
小さい子供向けではないかもしれませんが、好きな人、大切な人との関係を気づかせてくれます。夫婦喧嘩をしたときに読むのも良いかもしれませんね(笑)
谷川俊太郎さんの言葉、大好きです。