アメリカの作品を
谷川 俊太郎さんが翻訳されたのですが、
The Gift of Nothing
「おくりものはナンニモナイ」
タイトルからして素敵な訳ですよね。
さすが、言葉を大切にされる谷川さん!
だって、「何もないのが贈り物」だったらぁ…!
「ナンニモナイ」と、カタカナにされたのも
意味深な雰囲気に興味をそそられますよね。
主人公である犬「ムーチ」 が
友達犬「アール」に何をプレゼントしようか、
楽しく頭を悩ませるお話です。考えながら、
周囲の人間たちの姿を観察する様子が
とっても楽しいです。
プレゼントの中身は「○○o○」だったけど
そこに自分達が存在していること自体が素晴らしい!
そう気付く姿が感動的です。