江頭さんの絵の作品を
次々と読んでいて
あ・・・
これは・・・
「原発被災地」関連で
「被災動物救護活動」をしている作者の
“事実に基づいたフィクション”にはなっています
テレビや新聞等でも
被災動物関連の話題は
少なくなりましたが
作者さんは、獣医師さんで
今現在も活動を続けているのでしょうか
野生生物保護活動もされており
1991年の湾岸戦争の時は
ペルシャ湾の水鳥の保護活動をしたとのこと
発行された2011年11月の時点で
この本の印税は、全額
動物救護活動にあてる予定
と、あとがきに記載されています
はじめは、ひとみちゃんの目線で書かれています
途中から
ひとみちゃんの飼い犬 柴犬のさくらの目線で
人間に愛されて育ったさくらは
人間を信じているんです
犬の仲間でも
いろんな犬がいます
寄り添ってくれるクロの存在で
とても安心します
血まみれになりながらも
立ち入りを許され人達を乗せたバスを
追いかけるさくらとクロの姿に
涙が出ます
運転手さんの気持ちも
辛くて・・・
飼われていたペットの問題だけでなく
6年過ぎた今
野生動物の問題も・・・
震災、人災・・・
「命」の大切さ・・・
いろいろ考えさせられます
ひとみちゃんは、どうなったんだろう
さくらとクロは?
と、中途で終わったように感じられるのは
復興終了には
至ってないからなのでしょうか
江頭さんの優しい絵に
救われます